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「でも、偶然指輪っておかしくないですか?」
「それだよ!璃子ちゃんそれっ!和也準備良すぎだろ」
「今日、渡そうと思って、準備してたんだよ」
少し赤くなった和也さんが言った。
「お前、今日渡そうとしてたの?」
「あぁ」
「何で?」
「付き合った記念に……」
「だってよ璃子ちゃん」
うそっ。あたしのために?ステキすぎです和也さん!
あたしは、赤くなった。
「璃子ちゃん、和也に食べられた?」
「えっ!?まだです。えっ?」
とっさに口を塞ぐ。
「ウソだろ和也?まだ手を出してないなんて」
更科さんが和也さんを見る。
「ったく、お前うるさい」
和也さんは、恥ずかしそうに更科さんを睨んだ。
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