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和也さんのマンションに帰り着く。
明らかに、朝出かけた時とは違う……2人の空気。
あたしは、『彼女』の響きに浸っていた。
部屋に入る。
リビングに入ると
和也さんに腕を引かれ、ギュッと抱きしめられる。
そして、和也さんは、甘く……そっと囁いた。
「璃子……やっと、……やっと君を手に入れた。もう絶対に離さないからな」
「和也さん……」
「璃子、俺だけを見ていろ」
「……はいっ」
見上げたあたしを優しく見つめ……
そっと優しいキスを落とす。
丁寧に丁寧に……大切な物を守るかのように優しく抱き包まれ。
丁寧に丁寧に……優しいキスを何度も何度も角度を変えて繰り返す。
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