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今日は日曜日だ。
会社……休みじゃないのかな?
私が送信したメッセージをつてに、
私のホームを覗いてくれたら、彼には分るはず。
私はあの時と変わらない
“福原鈴”のまま。
私は独身で……
……彼氏もいない。
ひと月にほんの1、2回アップロードする近況は、
女友達との何かか一人でいるときの小さな発見か。
決して華やかとは言えないが、
男性の影がないことはわかるはず。
彼は……どう思うだろうか。
……わからない。
私だって、
彼の名前をふと、何気なく思い出しただけなんだから。
でもそれは、
単なる偶然なんだろうか。
その時、ぼんやり見つめていた携帯が細かく振動しながら光を放った。
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