過去 2 #2
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試合は2-0。 「鈴ちゃんのお守りのおかげだな。」 そう言って笑った哲くん。 そんなみんなの笑顔を見れたのはこの1回戦までだった。 私のミサンガは2回戦ではお守りの役目を果たさなかった。 帰りのバスに揺られながら私は涙を止められず、 嗚咽でみんなを困らせた。 私の青春は終わった。 何一つ、後悔はなかった。
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