もう一つの再会

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この夜、0時を過ぎてもシンデレラ気分の私には、 健吾くん以外からも誕生日のお祝いメッセージが届いていた。 家族からはショッピング中に電話が来たし、 友達からのメール、 そして、さっき画像と一緒に投稿した私の書き込みにお祝いのコメントをくれた人もいた。 そして、また一人、 そこに新たなコメントを送ってくれる人があった。 今度は誰かな……? たくさんの人におめでとうって言ってもらえるのは何歳になっても嬉しいものだった。 これはある意味、由奈のおかげだった。 その由奈はこたつで寝転んだまま、 もうすぐいびきに変わりそうな深い寝息を立てていた。 私は自分の書き込みを表示させ、 コメントをくれた相手を確認する。 ◆◆◆ 鈴ちゃん!?  鈴ちゃんだ!! すげえ! さすがクリスマス! 久しぶり! 元気そうじゃん! ◆◆◆ 勢いに乗ったそのコメントの発信者は…… 哲くんだった。
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