再会 #3

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息が出来なかった。 全身をぞくぞくした冷たいものが()っていくのに、 目頭だけは熱かった。 鏡を見なくてもわかる。私の顔は蒼白だ。 ……クリスマス。 ……ひとり。 ……夢じゃないといいよ。 そんなフレーズが頭の中をぐるぐる回転するのに、 『結婚したんだよ』その言葉がその流れを無理やり遮断する。 一秒間がどれくらい長い時間に感じただろうか。 息をするのも忘れるほどの私に言葉なんてない。 口を開いたのは純也さんだった。
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