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純也さんからの視線に耐えられず、
私は視線を伏せた。
そして、少し間を置き、彼の視線を避けるように壁際に視線を這わせると部屋干ししたままになっている洗濯物が目に入った。
洗濯物には下着が混じっている。
「……あ、ちょっと、すみません」
慌てて立ち上がり、
洗濯物のハンガーピンチごと隣の寝室に急いで移した。
寝室のドアを背中に後ろ向きで閉めると、
純也さんと視線がぶつかる。
「……うどん、おかわりもありますよ」
純也さんは視線を私に残したまま頭を小さく振った。
そして、ゆっくりと立ち上がる。
彼のただならぬ雰囲気に心臓が跳ねる。
純也さんはゆっくりと私に近付き、
もう一度私を抱きしめた。
二人とも身体が温まり、
お互いの体温を行き交わすようにじっと抱き合う。
そして、純也さんは私の唇にゆっくりと口づけした。
彼の唇が触れた瞬間、
私の唇が硬くなる。
彼は強張る私の唇に角度を変えてキスをすると、
ゆっくりと私の唇をこじ開けた。
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