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決意を固めたはずなのに涙が流れる。
純也さんに隠そうと思うのに、
目尻から伝う涙は重なり合う純也さんにまでまとわりつく。
ずるいとわかっていながら
純也さんに願うのは……
叶わないなら
どうか忘れさせて。
降り積もる粉雪に願うのは……
私を覆い尽くして。
私を隠して。
誰にも見えないように。
その静寂で
私の声も吐息も何もかも
私の全てを覆い隠して欲しい。
そして、
神様には……
もう何も
願わないよ。
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