夢か現実か、それとも過去か

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寝不足でこたつに潜っても、 眠気は襲ってこなかった。 日常に戻るのには少し時間がかかった。 だるい体で明日の仕事用のブラウスにアイロンをあて、 夕飯の準備に取り掛かる。 その途中で純也さんからのメールが届いた。 無事に自分のアパートに着いたことを知らせる内容だった。 ** 雪で渋滞してたけど、今無事に到着。 ありがとう。 会えて、一緒にいられてうれしかった。 ** ** おつかれさま。 明日からお互い、仕事がんばろうね。 ** 返信する文章を入力して、 会話がかみ合っているのか疑問に思いつつもそれ以上の文章が浮かばなかった。
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