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電話が終わって私はそのままこたつに大の字に寝そべった。
大きく息を吐き出す。
明日は久しぶりの一人。
そう思うと体の全ての力が抜けて、
私はこたつでそのまま眠ってしまった。
夜中に寒気で目が覚めた。
電気を点けっぱなしだったので、
眩しさが痛みのように瞳を襲った。
エアコンはついていたが、
上半身に何も被っていなかったのが悪かった。
小さなこたつに全身を入れるのは無理な話で、
私は仕方なく立ち上がってベッドから布団と毛布を引きずってきた。
電気を消して、こたつの上の湯のみに残った冷たいほうじ茶を口に含んで布団と毛布で適当に体を覆った。
横になるとすぐに心地よい眠りの続きに落ちていった。
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