1054人が本棚に入れています
本棚に追加
/39ページ
土曜日は遅い一日の始まりを迎え、
気ままに過ごした。
このところ土曜になると純也さんがお昼には来るようなパターンだったので、
土曜の午前中は掃除に追われていた。
久しぶりにそれがない土曜。
起きるのも遅い。
朝食も遅い。
ご飯も適当。
洗濯もお昼近くになってやっと干し、
掃除を始めたのは午後からだった。
夕飯は適当に惣菜で済まそうと思い、
夕方になって買い物に出掛けた。
スーパーの総菜コーナーで天ぷらを買い、
家でそばを茹でて天ぷらそばにすることにした。
適当で、気の張らないメニューに心が躍る。
気分が良くなった私は買い物の帰り道にこれから接待に臨むだろう純也さんに短いメールを送信した。
**
お仕事お疲れさま。
これからが大変なのかな。
頑張ってね。
明日はゆっくり休んでね。
**
最初のコメントを投稿しよう!