包装

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アパートに戻り、 夕飯の支度をする。 エビとかき揚げの温めた天ぷらをトッピングしただけの蕎麦は満足のいく逸品だった。 ねぎを刻んで足したのも正解だった。 お蕎麦で満腹になりながら、 デザート用に買った焼きプリンを食べながら、 優雅な食事の余韻に浸っていた。 明日は実家にでも帰ろうか。 それとも久しぶりに由奈を誘ってみようかと明日の予定を考え始めた。 由奈とはクリスマス以来会っていない。 純也さんと付き合い始めたことは、 由奈にはメールで連絡した。 由奈は私の報告に短く返信してきた。 『!!!!!? なぜ? まあ、いいや。了解』 大量のビックリマークの後に、了解、とだけ。 何かを聞かれても困っただろうけど、 何も聞かれないのも変な気分だったのを思い出した。 今由奈に会ったら、 少しくらいは純也さんのことが話せる。 そう思って、由奈に誘いのメールをしてみたが、 数分後の返信では体調が悪くてごめん、というものだった。 私はメールの往来を避けるため、 お大事に、と短く返信し、 明日は実家に行こうと決めた。
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