1333人が本棚に入れています
本棚に追加
/36ページ
今から貴方が猫なで声の女を抱こうが、一晩中キスをして肌を重ね合おうが、嫉妬なんて有り得ない。
この胸のモヤモヤは、いつも凛として勝ち誇った様な貴方の痛々しい姿を見たから。
だから胸がつっかえてるだけ。
「…おやすみなさい」
私をじっと見つめる雷牙に再び背を向けて歩き出す。
もうあの頃の私とは決別したの。
あの頃の私はもう居ない。
…貴方が嫉妬し様と何だろうと、関係ない。
……関係ないわ。
最初のコメントを投稿しよう!