元親友の憎悪

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車を走らせること数十分。マンションの下に車を駐車させた。 「下心がないのは本当だったわね」 「残念だったか?」 「まさか。年中発情してる訳じゃないみたいで少し見直したわ。少しだけね」 「これからは紳士な俺で行くか」 「無理だと思うけど」 「俺も同感だ」 車から降りようとした矢先、雷牙の携帯が鳴り響いた。 スマホを見て着信相手を確認する雷牙。 「…広報の」 「恵梨香?何かあったのかしら?」 「かもな」 雷牙はその場で携帯に出た。
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