第2話
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体中の血液が逆流するような感覚と動悸に、立っているのも難しいくらいの眩暈を感じた。 「ワリィ。気分悪くなってきた。保健室行ってくるわ」 「…え?お前、今教室来たばっかだろ?」 カズは他にも何か言いかけていたが、今はそれどころじゃない。 フラフラしながら保健室に辿り着き、一目散にベッドに潜り込む。
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