祐二×麗香

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刹那、顔が下がったかと思ったら、脚から身体が浮いて慌てる。 「ベットに連れてってやる」 お姫様抱っこして寝室に運び、ベットにゆっくり降ろしてくれた。 真上にある顔が心配そうにアタシを見詰め、頬を撫でる。 「待ってろ。薬持ってくる」 そう云ってベットから離れようとする彼の腕を掴んだ。 ビックリした表情で振り返るユウ。 「……違うわ」 「……何が?」 「市販の薬は効かないの」 「……うちの病院薬、あるぞ?」 「……ソレも効かないの」 「…………」 首を傾げながら、アタシの横にゆっくり腰を降ろした。 「……なんか、処方された薬があんの?」 「………違う」 暫く視線を絡ませ、彼は考え込んだ。 「アタシの熱を冷ますのは、ユウじゃなきゃ無理だって云ってんのよ!ッッバカ!」 痺れを切らして 云ってしまった…… ,
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