祐二×麗香

12/15
前へ
/109ページ
次へ
羞恥心で、益々熱くなる。 瞬きを数回した後、フッと綻ばせ アタシの横に身体を横たわらせた。 「……凄い誘惑の仕方だな」 ニヤけながらそう云うユウに 顔半分を腕で隠しながら応える。 「……だって、そうなんだもん」 「はは、……お嬢は『もん』とかも云えるんだ」 「馬鹿にしないで!」 プ~っと膨らんでる頬に、優しく触れる口付け。 そんな可愛いキスで、頬の膨らみはペタンと引っ込む。 虚ろに彼の瞳を見ると 視線の先が……唇 少し焦らす その表情も……好き。 掠めるだけのキス 触れるだけのキス まるで戯れるように 重なるこの瞬間が ……堪らなく愛おしい。 ,
/109ページ

最初のコメントを投稿しよう!

686人が本棚に入れています
本棚に追加