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「何ですか? こそこそかぎ回るような真似をして……私の仕事に何か問題でも?」
強い視線、そして怒りを帯びた目つきだった。
論点がずれていることに気付いた私は、慌てて話を戻そうとした。
「違います、ただ、もしそれが本当なら、どうして今更長瀬のデザイン案を見せる必要があるのかお聞きしたいんです」
「羽村さん、あなた何が言いたいんですか?」
冷たく突き放したような声が、私に刺さる。
御園さんは目を細め、続けた。
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