【第22話】衝突と衝撃

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  ……御園さんが、私の方を睨むように見ていた。 その視線は妙に恐ろしく、足が一瞬、止まってしまうくらいだった。 頭を振って、御園さんの視線を振り払う。 気にしない、気にしない。 自分に言い聞かせながら、長瀬に問いかける。 「……なに、長瀬?」 「お前、知ってんのか? あれ」 「あれ、って?」 首を傾げた私に、長瀬が溜息まじりに言った。 「御園さん、まだ俺のデザイン案持って、クライアントに話してるぞ。まるでこれが出来上がる、みたいに」 「え!?」 あまりの驚きに、遠慮のない大声が飛び出した。 .
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