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「結婚しよう」
信秀はいきなりそう言ったー
聞き間違え?
焦ってるのかな?
一瞬、私の中の時が止まった気がした。
とりあえず、聞こえないふりをした。
「DVD何みる?一緒に見よっか?」
とりあえず、ごまかしたかった。
いきなり求婚するなんて。
信秀は何を考えてるんだろう。
すこし彼のことに興味が出た。
彼はライターと言っていた。
物語を作るように、私との結婚までのストーリーも頭の中に、
出来上がっているのかな?
「誕生日、祝ってくれる人いなくて」
信秀は話した。
「本当は飲み会でもしようと思ったんだけどさ、ドタキャンになって…」
「でも、だから… 今日はゆりちゃんに会えたんだね」
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