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俺の誕生日は6月だった。
誕生日に会うのは偶然だった。
本当なら、その日はクリエーター仲間と飲み会をする予定だった。
しかし、一人また一人とキャンセルになってしまい。
結局、俺は一人で誕生日を過ごす羽目になる。
後一時間くらいで日付が変わる。
誕生日になる。
俺はいたたまれない気持ちになる。
俺はDVDでも借りて過ごそうかと思った。
池袋のレンタル屋に深夜向かった。
そこに、ゆりちゃんがいた。
俺たちは、一ヶ月くらい前に出会った。
そしてその日が二回目だった。
SNSで知り合い、連絡先を交換する。
冗談のような、
軽い出会いだった。
それが、運命めいたものになってしまった。
少なくとも、
俺にはそう、演出されてしまったのだー
それは、偶然なのか、神の悪戯なのか。
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