~小鳥が囀り、二人が出会う~

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「俺 今日誕生日なんだ」 俺はゆりちゃんに言った。 「秀くん 今日誕生日なんだ」 ゆりちゃんはそういった。 「何でここにいたか分からないけど、運命?っていうのかな?」 俺は 「結婚しよう」 俺はその場でそう言った。 丁度十二時を過ぎた。 俺は31歳になってしまった。 何でそんなこと言ったのか良く分からない。 でも俺はその言葉を口にしてしまった。 なんでかは分からないー 「DVD借りようか?何にする?」 ゆりちゃんに俺の声は届いていたのだろうか? 分からない。 もしかして、俺は「結婚しよう」なんて事は言ってないのかもしれない。 ただ、そう言ったと自分で勘違いしただけかもしれない。 その言葉はゆりちゃんの耳に届いていたのだろか。
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