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和也さんは、クスクスお腹を抱えて笑いだした。
「ハハハ……璃子、大丈夫か?誰も怒ったりしないんだから、そんな驚き方をするなよ」
「すっ、すいません」
あたしは、真っ赤になって飛び起きていた。
だって、和也さんたら寝てると思ったら、じっとあたしを見てたんだもん!
間違いなくこの生活は心臓に悪い。
しかしながら、声高らかに笑う和也さんを初めて見た。
和也さんって、こんな風にも笑うんだ。
あたしは、そんな和也さんに見とれていた。
「璃子、どうした?」
「えっ、随分と楽しそうに笑うんだなって思って」
「当たり前だろ人間なんだから、璃子の中の俺って一体どんな感じなんだろうな?」
「冷静で、クールで、出来る男って感じでしょうか」
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