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俺は、正直うれしくてたまらなかった。
元々、見かけは穏やかそうだが、芯の強い性格の璃子が、例え一緒に暮らしたからとは言っても、自分の気持ちを素直に言うようになるのに、3ヶ月……いやっ半年はかかるのではと思っていたのに。
9連休という、ふたりだけという特別な時間の経過の中で、璃子の頑丈な心の鍵が開いたこと。
この事が、何よりの収穫だった。
まだ璃子自身が、嫉妬という気持ちを理解していないようだったが、それは、お互いの信頼度を上げていけば、自信に変わり、クリアできる。
璃子の中の、俺への気持ちが急激に大きくなっていることを感じとれて、俺は堪らなく満たされた。
「璃子、俺だけを見ていろ!」
頷く璃子が堪らなく愛おしくて、俺は、ありったけの力で璃子を抱きしめ、甘いキスを降らせた。
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