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デスクに戻ると、早速松本部長に呼ばれた。
「璃子」
その瞬間、村上姉さんと目が合う。
その目は「ほらねっ」と言っていた。
今更ながら気づいたあたしは恥ずかしくて、小さく「はい」と返事をした。
今日だけで、一体幾つの予定が組み込まれて行くのだろうか?
あたしの手帳は、松本部長の予定で真っ黒に埋め尽くされた。
「大丈夫ですか?」
思わず声をかけると
「あぁ…」
と、優しく微笑む。
一瞬松本部長ではない、和也さんの笑顔が垣間見れて、あたしの心臓が、キュンとなった。
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