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食べ終わると、荷物の片付けに取りかかった。
まずは、使ってたお布団をベランダに干して、
和也さんが、段ボールを開けてくれる。
出される荷物を、きちんとクローゼットに入れていく。
クローゼットが広いから、あたしの荷物は、かなりの余裕を残して片付いた。
「休みの間にドレッサーを買わないといけないな」
和也さんは、周りを見渡して言った。
「いえいえ、もったいないからまだいいです」
「ダメだよ。一生物の嫁入り道具のひとつなんだから、明日にでも見に行こう」
嫁入り道具だなんて……
うれしくてドキドキしてしまう。
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