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それで、結局まんまと俺がラクに璃子をゲット出来たって事か。
だから、和也は、先に冴子に時間を割いたのか……
だいぶ読めたな。
「優輝さん、璃子泣いてませんでしたか?」
「泣いてたよ。訳は聞かなかったけど、お前ら悪い先輩だなぁ。もうするなよ」
「はい!っで、優輝さんは、何をしたんですか?」
私は、瞳をキラキラさせて優輝さんの言葉を待った。
「俺は、カフェに連れていって、ケーキをご馳走しただけだよ。じゃあ由香里お疲れっ」
そう言うと、食べ終わった優輝さんは、立ち上がり、私にウインクして去っていった。
「もぉ~優輝さんたらぁ」
さすがトップセールス!冴子さん、私じゃあ、聞き出すのは無理でした。
あとは、お任せしますね!
私は、ニヤリと笑うと、冷めたコーヒーをゴクリと飲んだ。
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