ずっとそばにいてくれたね 第10話

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お互いに、ゆっくり食事を取りながら、休憩時間が過ぎていった。 「じゃあ、そろそろ行くよ」 優輝さんは、微笑むと、ジッとあたしを見つめた。 「あの、優輝さん。ケーキありがとうございました。とてもおいしかったです」 勇気を振り絞り、やっとお礼を伝えたあたしに 「んっ。またつき合ってよ」 優輝さんは、爽やかに答えた。 そして…… 「やっぱり璃子は笑顔の方が、かわいいよ。俺は、自然な璃子が、1番好きだな」 それだけ言うと、ニッコリ微笑んで立ち去った。 もぉ、優輝さん。相変わらずサラリとカッコよすぎですって! 残されたあたしは、ひとり赤面しながら、コーヒーを飲み干した。 そして、あたしをあっさり元の関係に導いてくれた優輝さんに感謝した。
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