ずっとそばにいてくれたね 第10話

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月曜日。 なんだか優輝さんに会いづらくて、あたしの足取りは重かった。 ただ、相談した和也さんにも『普通に……』ってそれを優輝も望んでいるハズだよって言われていて。 ドキドキしながら会社に出社した。 月曜日の会社は、とても慌ただしい。バタバタと午前中が過ぎていった。 いつものように社食で1人で食べていたら、村上姉さんがやって来た。 「璃子、隣いい?今日もめちゃめちゃハードな午前だったね~」 「本当に。お疲れさまです」 今日は、朝から村上姉さんとも会話ができないくらいハードだった。 「ねぇ、璃子。金曜日、優輝さんと何かあった?」 突然のストレートパンチにすでにノックアウト寸前のあたし。 さすが……恐るべし村上姉さん! 「何も無いですよ」 ここはシラを切り通すべき!と、必死に頑張った。 「そっか。何か朝から璃子の様子がおかしいから、キスでもされたかと思ったんだけど?」 「ゴックン……」 ……鋭すぎる。 あたしの喉にパンが詰まった。
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