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「まぁ私も鬼ではない……」
まさかの補習免除とか!? だったら茜先生大好き。もう授業中寝たりしません。
「大野も一緒に補習させよう」
「何で!?」
自分が巻き添えになるとは思わなかっただろう廉。俺達はここぞとばかりに言葉を発する。
「だったら俺が代わりに免除ですよね!」
「黙ってろ歩! 茜ちゃん免除になるのは俺だよな!」
「……お前達バカじゃ無理だ。ここは俺だろう」
「「黙ってろ最下位!」」
俺と俊平と道長なら総合点が一番高いのは俺だ。ここは俺が免除のはず。
「何を勘違いしている。私は大野を付け足すと言っただけだ。誰かを免除なんてするわけがないだろう」
俺達三人は項垂れた。
「え、結局何で僕まで補習なの?」
廉の言葉はスルーされた。
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