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「だっておかしくない? 私の方が可愛いし面白いし強いし絶対的なのに。しかも魅了する魔法まで使ったんだよ? 何で私が彼女に負けんのさ」
絶対後悔するからあんまり言わないようにしている事を言おう。
というか、そうしないとこの人は納得しない。
「誰が一番だとかそんなんじゃねぇよ。あいつ以外は考えられない。俺にとって奏は一番じゃねぇ」
右手を上に上げ、攻撃の準備をする。
「唯一だ」
見せてやる、新技。
「"流星群"」
一番初めに放った重力球。あれは本来猫宮アリスを狙ったものではない。
空中に留め、コツコツと周囲から岩を集める為のもの。
それが実り、闘技場を覆い尽くす程の大きさとなった岩の集合体を砕き、落とす。
岩の集合体と地面の間に重力の層を張り、開始落下を加速。
いくつもの岩が猫宮アリスへと襲いかかる。
俺の新技に対し、猫宮アリスのとった行動は、笑う事だった。
「ニャハハハハハハハハハハハハ」
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