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さあ、上手く話し合ってくれよ。
「せんせー!せんせーも自己紹介してよ!」
はあ?なぜそうなるんだ。
「まあ、いいか。華園礼奈 15歳、君たちと一緒だ。落ち着いていると良く言われる。私の能力は結界を張るのが得意だ。つまり、ダメージを無かった事にするんだ。つまり、ヒーラーだ」
いいかこれで、私はみんなを眺めることにする。
「はいはーい、私は田中哀歌です!年はみんなと一緒!私の能力は、音楽を使って攻撃します!支援も少しできるよ」
田中は、元気だな。
「俺は赤城空海、年は一緒!銃騎士だ。その名の通り、銃で攻撃するんだ」
このふたりは、本当に騒がしい、もう少し落ち着けないのか。
「佐倉涼、魔道士。魔力を使った能力の中で、最も原始的かつ強力」
「は、はい、私は仲村千聖。植物など自然の力を使って回復する森呪遣いです!」
二人はしっかりしている。Lvも高いしな。
「黒葉芥、侍です。Lvが低くて頼りないけど、今頑張ってLv.上げ中です。敵をひきつけて皆の盾になるのが仕事です」
もともと、侍は攻撃力が高くなる傾向にある。Lv.が低くても、決して弱いわけじゃない。まあ、こいつは、それ以前の問題だが。
「麻田麻衣、召喚士。魔物を召喚する」
短いな、情報が少なすぎる。
「短いよぉ、もっと話してよぉ!」
田中が騒ぐ。いつもなら、注意するとこだが、今は正論だ。
麻田は、凄く嫌そうな顔で田中を睨んでる。
「あ、あの、私の中で一番回復量が多いのは、ハートビートヒーリングです。脈の動くスペースで回復する魔法です。一回の回復量はちっちゃいけど、総合回復量が大きいから、便利だと思っています」
仲村は、よく考えているな。お互いのよく使う技がわからないと、戦略が立てられねーもんな。
「俺が最もよく使うのは、ファイヤーボール。単純だが、攻撃力が高い」
そうやって、お互いに、良く使う技を教えあった。
「よし、そろそろ、役割を決めよう」
私が、言った。すると、田中が不思議そうな顔をした。大方、前衛もヒーラーも一人しかいないから、決める必要が無いと思ったのだろう。
「これから決めるのは、指示を出す、つまり、参謀。一番向いているやつを探せ」
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