distant

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---- ガラガラっとゆっくりとドアが開く。 「もう長いんですけど。どんだけ待たせるの。」 そう言いながら向かい合わせになってる俺の前の席に腰掛ける。 「しゃーないだろ。最後の面談だし、みんながそれぞれちょっとずつ時間押したんだよ。」 「はぁ~~まぁね。だから俺は時間制限ない最後に希望したんだよ。」 確かに、三浦の面談の希望日程の紙には第一希望から第三希望まで最後の時間が書かれていた。 「あのなー、みんな平等に一応15分程度って決まってるんだからな?」 「知ってるけどさ~」 ブスッと頬を膨らませる。 「はいはい、まぁとりあえず始めますかね。」 「ほーい」 「はい、これ前の模試の結果ね。お前さ、日本史もうちょい頑張れねえ?」 .
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