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「朝から他社へ行っていたのよ」
「会社に顔を出さずに直接他社へ?二人で朝まで一緒に居て直接他社へ行ったと思われてもおかしくないよ」
「…まぁ…―――」
「話しなら部屋で聞く」
雷牙は恵梨香に一言述べてから先に社長室へと入って行った。
私は秘書室へ入ろうとするものの恵梨香は私の手首をぐっと掴みそれを阻止する。
「本当は一緒に居たんでしょ?」
「いいえ」
「それじゃあ、それは何?」
恵梨香は私の首筋を指差しながら真っ直ぐ見つめて来た。
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