さ迷う心

7/17

1251人が本棚に入れています
本棚に追加
/33ページ
振り返るとそこには雷牙がいた。 「優里?こんな所で何してんだ」 「……雷牙」 「ずっと居たのか?」 「…………」 何かを考えるよりも先に身体が動き、雷牙の胸へと飛び込んでいた。 雷牙の背中へ腕を回しぎゅっと抱き締める。 自分でも何故こんな事をしてるのかわからないけれど、今はただ、こうしていたい。雷牙の胸に縋り付いて居たい。 雷牙は無言で私の身を抱き締め返してくれた。
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1251人が本棚に入れています
本棚に追加