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「どうだ?お前にとっても悪い話では無いだろう?」
金の男は黒の男に手を向ける。
「さぁ、この手を取れ。王と共に世界の全てを手に入れよう」
その言葉と共に黒の男は金の男に近づく。
それを見た金の男は満足そうに笑う。
「そうだ、それで良い。お前と王で世界を手に入れようぞ!!」
「だ が 断 る」
黒の男はその言葉と共に金の男の腕を斬り落とした。
「なっ!?ガア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!? き、貴様ァァァ!!何故だ!!」
金の男の思考は混乱していた。
目の前に居る奴は必ず自分の手を取ると確信していた。
しかし、黒の男が取った行動は自分の腕……右腕を斬り落とすと言う、最悪の結果だった。
「世界を手にいれる?覇王も魔王も軍神も倒せる?馬鹿ですか?いや、馬鹿ですよね」
黒の男はまたも、心底呆れた様に毒を吐く。
「どう言う事だ?」
激しい痛みが続くが、何とか声をだす。
「貴方が言ったこと全部、やろうと思えば出来るんだよ」
そう、黒の男はドス黒い笑みを浮かべながら言い捨てた。
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