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九章★幸福な時間 #2
幸せな日々は続いた。
気付けばもう約1年。
その間も色々な山や谷が訪れていたけど私は先輩と過ごす日々が幸せだった。
相変わらず健太とは仲の良い姉弟のまま
たわいもない事で盛り上がりよく喧嘩もした。
「おまえらできてんじゃないのか。」
なんて周りの冷やかしはよくあって
二人して全力で罵倒しあった。
「だれがこんなガキ・おばさん」
声がシンクロして
またばか笑いを繰り返す。
何もかも満たされている毎日が
最高に幸せだった。
―――――――――
あんな事があるまでは……。
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