九章★幸福な時間 #2

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「え……。」 一瞬固まる。 「うちっつーか、先週から借りたばっかなんでまだ何もないっすけどね。空っぽな部屋だけど。」 健太が続ける。 「あー、言ってたね、ぼろいとかなんとか。阿佐ヶ谷だっけ。駅近いの?」 動揺を悟られないよう言葉を続ける。
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