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十章★きっかけ #2
「何真っ赤になってんすか……。あぁもう、すげーかわいー……。」
一度気持ちを放出した健太は何をやけになったのか言いたい放題。
「いいんす、りんさんが彼氏をスゲー好きなのは分かってますから、そんな一途な所が好きなんすよ。」
健太……。
「だから俺は隙間でいいんす。ちょっとでいいから、りんさんの時間と気持ち分けて下さい。」
健太の気持ちが痛い程分かる気がした。
彼女がいても先輩が良かった。
少しだけ私に気持ちを向けて欲しかった。
私は初めから気持ちを真っ正面から向けられなかったけど
健太は…………
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