十三章★別れ #2
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「凛、今日時間ある?」 翌日会社で、たまたま自動販売機の前で先輩と会って聞かれる。 心臓が、波打つ。 「う、うん。時間、ある。」 「ちょっと、話しよう。うち、来れる?」 心臓の音は大きくなる。 「うん、行く。後で時間とかはメールしあお。」 まるでいつものデートの約束のように平静を装ったが 本当は涙を抑えるのに必死だった。
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