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十四章★底辺 #2
「リン!」
こっちだよ、と手を挙げて健太が近づいてくる。
あの後メールが返ってこないから待ち合わせ場所はこちらから一方的に指定した。
「了解」
だけの短いメッセージが2人をつなぎ
こうして待ち合わせができる。
携帯もメールも昔は無かったのに。
大学生で背伸びした気分で持ちはじめた携帯を
健太は思春期まっさかりの中学生時代から持っていたと聞いた時にジェネレーションギャップを感じたっけ。
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