65人が本棚に入れています
本棚に追加
瑞希の腕の中で泣きじゃくる。
私は瑞希と幸せになりたかった。
瑞希に幸せにしてもらいたかった…!!
そんな中また心のないアナウンスが、頂上についたことを知らせてくれた。
何度もこのテーマパークに来て、何度も観覧車に乗って、何度もこのアナウンスを聞いた。
この観覧車に乗って頂上についたらキスするのが、当たり前だった。
なのに、もう瑞希はキスしてくれない。
「み…っ瑞希っキス、して…?」
泣きながらお願いしても、瑞希は泣きそうな顔して微笑むだけ。
最初のコメントを投稿しよう!