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大きな掲示板には白骨写真と生前の写真が並べて貼られていた。
《杉本 倫子 当時25歳》
捜査員の声が響く。
｢えー、
当時、杉本倫子は夫の杉本辰彦(29)と長男、智也(3)と暮らしていました。
が、夫の辰彦がギャンブルで多額の借金を作った事からホステスとして働くようになりました。
その後、夫とは離婚。
長男、智也と2人で暮らしていましたが深夜、家を開けるため長男を親戚に預けていたそうです。
その親戚に
『いい仕事が見付かった。
しばらくは帰れないから子供をよろしくお願いします。』
と現金500万円を置いていったようです。
1ヶ月に一度、手紙が来ていましたがある時からパタリと来なくなったそうです。｣
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