【第25話】打ち明け話と胸の内

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  「……確かに、そうですね……」 もっと早くに、佐川さんに相談するべきだった。 弱音を吐くことと、相談して指示を仰ぐことは違う。 上司に現状を伝えることは……甘えでもなく逃げでもなく……仕事上必要なことなんだ。 そんなことわかっていたはずなのに、上手くやれなかったのは、頭に血が上っていたせいだろうか。 どうやら私は、私が思うほど冷静にはなり切れていなかったらしい。 同意した私に、神谷さんが軽く笑って頷き、続ける。 「あと、もうひとつ」 まだあるのか、そう思った私の目を覗き込んだ神谷さんが、意地悪な笑みを浮かべた。 .
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