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差し出された書類を受け取ろうとしない私に業を煮やしたのか、課長が凄みを利かせて睨んでくる。
「早くやれよ」
「………」
「聞こえてんのか?」
尚も受け取ろうとしない私に課長は「チッ…」と舌打ち。
「さっさとやれよ。俺は忙しいんだ」
「……」
「…おい」
…何だろう?
この非常に不愉快な感じ。
偉そうに…
何が「俺は忙しいんだ」だ?
私だって忙しいんですが。
じわじわ溜まっていく怒りゲージ。
それがフルにならないように精一杯抑えつつ「お言葉ですが…」と課長に切り出した。
そして、課長が引っ込めない書類を引ったくり、デスクの上に叩きつける。
「やり直す程の仕事じゃないと思います」
ピシャリと言い放ち、課長の鋭い眼差しに負けじと睨み返してやった。
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