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〈杉沢亮太〉
画面が光って眩しかったので、目を閉じた。
光が収まったから目を開けてみたが、前にパソコンが無い。
……此処は部屋ではないな。
普段見るより大きな煉瓦の道が真下にある。煉瓦は異常にデカかったりする。
周りを確認してみるが……街?
さっきまでやっていたゲームでいた街と造りがほぼ同じ。全部がデカいけど。
どういう事だ?
いきなり暗くなるもんだから上を見ると、黒い何かが降ってきた。
バサバサ煩い。
いや、何だよ。
とりあえず避けた。
ドン
と、音をならして着陸した何か。ローブ姿なのか?
「いった~~~い」
「え?」
生きてんのか?生き物なのか?
あの高さから落ちて生き残れるのか?どこから落ちたかなんて興味ねぇが。
しかもこの声聞き覚えが……。
「あれ?りょうた?」
つ!?
いつ顔上げたんだ。
あとさ、
「顔見えないから誰か判らないのですが」
誰だお前は、だよ。
そして俺は見えないのに何故お前は見えるんだ。
俺が言うと、前の生き物は頭?に手を伸ばす。
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