ずっとそばにいてくれたね 第22話

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「っで、用件は?」 「あぁ、璃子のフォローありがとう」 「違うだろ?余計なことするなの間違いじゃないのか?」 「からかうなよ。感謝してる。ありがとう」 俺は、素直に優輝を見て言った。 「また、ずいぶん璃子に冷たく内示を告げたんだな。泣いてたぞ」 優輝は、少し責めるような視線で俺を見る。 「……そうか」 やはり、少し冷静に接しすぎたか。俺は自分の態度を今更ながら省みた。 「嘘だよ。 璃子は、よく教育されてるし、お前の事も少しずつ理解してるよ。 愚痴ひとつ言わなかったよ」 「えっ!?」 俺は、優輝にからかわれた事に気づいた。 「帰ったら、ちゃんとフォローしとけよ。まぁ、そのつもりだろうけど」 「あぁ」 そこまで話すと、ふたりでコーヒーを口に含んだ。 「和也……」 「んっ?」 「まだ、渡グループに戻ること璃子に言ってないのか?」 「……あぁ」 「璃子は、秘書室勤務になるんだぞ?そうじゃなくても、情報が飛び交う部署だ。考えてはいるだろうが、早く自分の言葉で伝えたほうがいいと思うぞ」 「あぁ。まだ、本当に辞めるまでには2ヶ月以上あるし、まだ岩崎社長のご配慮で、どこにも伏せてある。璃子が不自然に感じるまでにも時間があるだろうから、あと2週間して4月になったら、時間をとってきちんと話そうと思ってる」 「4月!?」 「あぁ、それまでは、情報が漏れ伝わる事もないし、できるだけ璃子を新しい仕事に集中させてやりたいんだ」 「璃子が、かわいくて、大切で、仕方がないんだな」 優輝が、クスリと笑った。 「優輝……照れずによくそんな事が言えるな」 俺たちは、目を見合わせて苦笑いを浮かべた。

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