◇◇ 第36章 さまよう心 ◇◇

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とりあえずお昼を食べようっと。 あたしは、会社の近所のコンビニへと向かった。 コンビニでは、お気に入りのサンドイッチを2個と、おにぎり2個と、野菜ジュースと、コーヒーを買った。 そして、あたしはそのまま会議室へと向かった。 「優輝さん、よかったらお昼どうですか?ここに置いておきますから食べてくださいね」 「おっ璃子、気が利くじゃん。じゃあ、せっかくだから、一緒に食べようかな」 「お邪魔になるからいいですよ」 「いいんだよ。璃子がいなかったら、このまま食べずに夕方になりそうだから、ここで休憩いれとかないとね」 優輝さんは、ニコッと笑った。 「いいんですか?」 「むしろ一緒におねがいします」 「では、お言葉に甘えて……。どうぞ」 あたしは、おにぎり2個とサンドイッチと、コーヒーを手渡した。 「多くない?っていうか、ほとんど俺のじゃん」 「いいんですよ」 ふたりで顔を見合わせながら、いただきますって言うと、優輝さんとあたしは、もぐもぐとほうばった。 「優輝さん、最近、お忙しそうですね」 「ああ。近々仕事の流れが変わりそうでね。その準備に追われてるんだよ」 「そうなんですか」 「璃子にはちゃんと教えておこうかな」 「はい?」 優輝さんは、ニコッと笑った。
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