【第26話】もうひとつの決着
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が。 「長瀬さん……っ!」 その声に、どきん、と心臓が跳ねる。 瞬間、背筋が凍っていくような気がした。 長瀬の後ろからエントランスへ駆け寄ってきた女性。 私の言葉をかき消して、足を止めさせた甘くて切なげな声。 その主は……御園さん、だった。 .
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