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凍死だけは、避けなきゃ!
動き回るのは、危険。
どこで見つかるか、わかんない!
ホテルには、当然、戻れない…
日本大使館なんて、行き方わかんない…
誰かに、助けを求める?
いや、
フランス語…
この怪しい状況、説明できる自信ない…
せめて、
10ユーロでも掴んでれば、
カフェに入れたのに…
「寒ッ…」
無意味に、寒空を見上げた刹那、
銀色の光が見えた。
夕暮れ時で、
東京のようなネオンの灯りもない街。
そんな中に浮かび上がる、
銀色の光。
綺麗。
「C'etait capable de rencontrer enfin. 」
フランス語…
たぶん、
「やっと、会えたね。」
って言った?
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